解説  『 BL 』 とは

BL (ボーイズラブ) とは

ボーイズ=少年たち
ラブ=恋愛、愛

ボーイズラブ=男たち同士の乳繰り合い
(引用:腐女子M心の辞書)


--  お前が男だから好きになったんじゃない!

    お前だから好きになったんだ!!



BL (ボーイズラブ)
この言葉をどこかでみたことのある人はとても多いと思う。
昨今、腐女子がTVで特集されたりアニメの脇役で登場したりBL作品がアニメになっていたりするからだ。
商業作品の筆者はほぼ女性といっても過言ではない。
が、読む側に関しては男性も最近増えている。
比率にすれば90%女10%男という具合だが、ここでなにが重要かといえば、
BLというものは男性でも面白いと思えることだ。
百合=レズ作品、薔薇=BL作品 というのがオタク業界の常識


BLとはすなわち、男と男の恋愛模様を書いた作品のことである。
だからと言ってゲイ・バイセクシュアルの方向けの作品ではない。ゲイの社会問題的な一面を盛り込む作品もあるが、BLにおいて一番大事なのはそこではないからだ。
ゲイ・バイセクシュアルの方の中にはBLを嫌う人、知らない人、興味のない人もいる。ゲイ・バイセクシュアルの方だからといってBLの話を振るのは慎重にしてほしい。絶対だ。
腐女子の中にもゲイ・バイセクシュアルの話はBLとは違うのであまり得意ではない、そういう方に失礼だという人もいる。そういうデリケートな話をふるときは、細心の注意を払ってほしい。

なにをもってBLというのかといえば、

読者側が壁になって鑑賞する作品のことである。(※個人的見解です)


用語解説『腐女子』のときにも解説したが、腐女子の本音は
「男同士が乳繰り合うのを壁になってみたい。床でもいい」である。
だから腐女子がBLを見るときの視点は、壁側からだ。壁から、もしくは床、もしくは道路、空気。とにかく無機物
BLにおいていちばん大事なことーー、それは、
登場人物・及び世界観に自分を介入させない作品であること、ではないだろうか。

例えば、少女漫画を見るとき、誰もが一度は思う。
「自分が花男のつくしだったらなあ」
「自分が君に届けのサワコだったらなあ」
と、イケメンに愛されることを妄想するはずだ。もしくは過去の学生恋愛を思い出して浸るかもしれない。とにかく、こんな恋愛をしてみたい。こんな人と付き合ってみたい。そう思うはずだ。
例えば、少年漫画を見るとき、
「自分がハンターになったら能力はなににしよう」
「自分が忍者になったらどうなるだろう」
こんな空想をしなかったとは言わせない。ちなみに筆者はがっつりした。

BLは違う。空想をしたとしても、このキャラクターがこういう行動をしたら。てきなものがせいぜいである。

BLと称される作品に読者は介入しない。

意図的にしろ自然的にしろ、そうさせないようにしている世界観の作品。

それがBLである。

同人も商業も合わせて数千の作品を読んできたが、そうでない作品はほぼなかったように思う。
男と男の乳繰り合いを壁になって眺める。
それがBLの醍醐味である、そういう作品がBLというものなのだ。
個人的な見解であり意見の相違はあるだろうが、このブログにおいてBLとはそういうものにする。





さて、ここまでBLというものはいかなるものであるかについてBL沼の底から語ってみたが、ここまで来て腐女子ではない人は疑問に思っているのではないだろうか。

なぜそんな作品が面白いのか。

私がこのブログで語りたいことは、
とにかくBLっつーもんは奥が深くていいもんだ。ということである。
BLが好きな理由は人それぞれであるし、それでいいと思う。
なので今回は筆者がBLを好きな理由について言わせてもらうが、

かっこよくて性格もよくてとにかく完璧なイケメンが

あられもなく喘ぐことに興奮する。


興奮するというとはしたないだろうか。
有りたい的にいえば萌えーというやつだ。私はぽわぽわなものに対するものならともかく、セックスまで伴うものに萌えなどいう隠れ蓑を使うのは好きではない。なのであえて言おう。

イケメンが余裕もなくグチャグチャにされてハァハァしながら「もう許して」と懇願する姿にとても興奮する。

イケメンがトラウマを暴かれて頬を引きつらせながらそれを脅しのネタにされベッドへ連れて行かれるのにもとても興奮する。

こんなにかっこいいイケメンが女じゃなくて男を好きになって悩み悩み、はては男で自慰をしてしまった自分に嫌悪を抱き相手に冷たい態度をとってしまっては心臓に心意的なダメージを与え悶々する姿にとても興奮する。


あーーーーーッ、壁になって眺めたいーーーーー!


腐女子ではない人でもし上の文に少しでもわかるかもと思ったら、
Welcome BL沼 , Good-bye 睡眠

先にも書いてあるとおり、イケメンを喘がせるのは筆者自身ではない。BLというものに自分は介入しない。筆者に男を喘がせるテクニックなどないし尻を掘る勇気もない。
イケメンがイケメンを悩ませるからいいのである。ちなみに一番興奮するのは3つめである。
私のBLの楽しみ方は2つだ。

・最の高に私好みのイケメン(キャラクター)が私好みのイケメン(別のキャラクター)とイチャイチャするのを壁になって眺める
・恋愛対象ではなかった相手に恋をしてしまい、世間的にはいけない恋だとか、これはしてはいけない恋だとかで必死にあがく姿を壁になって眺める。

してはいけない恋。
ロミジュリが流行ったときから、人類はそんな恋愛は大好物のはずである。
ダメだと思うのに、どうしても惹かれてしまう。
だから距離をとったのに、相手が気になってしょうがなくなる。
最終的には、有名なこのセリフである。

ーー お前が男だから好きになったんじゃない!

   お前だから好きになったんだ!!


なお、好きになったのがたまたま男だったんだ。というのもある。
男であってもこの性別を超越した恋愛に興味をひかれる人はいる。

ちなみに以上までは私の意見であり、別の意見を持つ腐女子もたくさんいるだろう。
腐女子の中にはR-18作品を好まない方ももちろんいらっしゃる。
ここまで読んでくれた上で反感を持った腐女子に一言。

文句があるなら作品で語れ。



昨今のBL市場の主流はEROである。
ブロマンスなどもあるが、ERO好きは圧倒的に多い。
女は自分を性対象に見られるのは嫌悪を示すが、
自分が一切絡まないERO大好物である。
ついでに自分が一切悩まない恋愛事など一日5食召し上がってもまだ足りない。
男と男が恋愛するというのは、男ではない女にとって非日常的でありもし日常にそれがあっても自分が介入されることはない。
だからBL好きの多くは、女である。
(※諸説あり)


以下、有名なBL作品

㋮シリーズ(角川)
https://promo.kadokawa.co.jp/maruma/

純情ロマンチカ(角川)
https://www.kadokawa.co.jp/product/200301000037/

咎狗の血(ニトロプラスキラル)
http://www.togainu.com/





※R-18作品は必ず18歳になってから読み書きしましょう。

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